「タイタニック」ジェームズ・キャメロン監督 1997年
はじめてみます。まあ2枚で1480円という映画館殺しの値段なんで買ってみました。ケイト(A)の年とっておばあちゃんになって生きているというのは知りませんでした。見ていないのですから当たり前なんですが、そのおばあちゃんが述懐していくというのは良いですね。ディカプリオ(B)とはじめからカップルではないというのも知りませんでしたから、なにか今頃になって新鮮な目で見ております。
社交界のパーティーとアイリッシュパーティーが映るくらいで特記することはありません。ケイトはわがままな自由奔放な女の子を演じているのがちょっと違和感あるくらいかな。しかしBは男の子、これくらいの押しの強さが必要です。
船の中ということで上流階級と下層階級がそれほど距離を置かないで生活するということにポイント置いている点うまいと思います。
そして極め付けのうまいシーン。AがBの誘いを断った後気持ちが変わり(子供が窮屈そうに育っているのを見て)Bの元に行くシーンですが、空が夕暮れの乳白色、場所は船首、そして音楽は主題歌、すべてそろっているシーンです。ヒットするわけです。さめてみていても、決まっているなあ、と思いますもん。
あとは乗組員のかったるさ、どうしてこんなことわからないのだろうか、という点です。これはハラハラします。こういうのがヒットする原因なんでしょう。
そしてね、氷山にぶつかったとき、泥棒騒動をする登場人物たち、なにかさめて「お前ら馬鹿か」と言う目で見ることが出来ます。そういう映画なんですかね。あとは迫力で押し切る映画ですね。ポイントは生きていた(約束を守った)Aの述懐とそれによって真相を知った宝探しの連中に反省を促すと共に、Bの魂の鎮魂と変わらぬ愛情を持ち続けたピュアな女性がいたということでしょうか。写真でもわかるように約束どおり生き抜いて、活発な人生を送ってきたみたいですね。この気持ちを入れ替えるということが一番のBへの思いやりですし、いつまでも忘れないということ、それが鎮魂です。そしてひょんなことからまた再会できましたもんね。
「丹波哲郎の大霊界、死んだらどうなる」 石田照監督 1989年
まさか自分がこの映画観るとは思いませんでした。周りでも見た人は聞いたことないですし、うわさになっていたのは知っていましたし、馬鹿にしておりました。そしてそのとおりなんでしょう。しかし結果を見るとこの年の興行成績の邦画ベスト10に入っているんですよ。とりあえず、役者は特別出演でかなりの人が出てますし、余興ということで観ます。これBOX買っているんですよ、やはり買う人なんかいないと見えて投売りしてました。
すごく気が楽に見ることができそうです。
はじめから宇宙の概念と霊界をごっちゃにしている。地球の自転によって霊的エネルギーを放出といわれてもねえ。楽しみますよ。とにかくバブルのときの画像と思ってみております。しかし画面はもう昔の感じが出ているんですよ。バブル絶頂のときですよね、記憶にはすぐ思い出せるのに、映像とか景色は昔の感じがあります。最近、お客様も年金のこととかの老後の心配事の話題が多いのですが、そんなこと考えてもいなかったときですし、少なくても90年ごろまではまたすぐに良くなると思っていた部分ありますよね。