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しかし独立して今度はダンプの運転手がストをしているとき、2人組はストを破って仕事をしてしまいます。2人組をAとBにします。Aはかなり素直、Bは母親の娼婦になる姿をみてトラウマになっております。そのBは生真面目でストを破ったことに引け目感じて、注意散漫で自損事故を起こしてしまいます。やけになって飲み歩いてもバーのホステスが母親とダブります。結局死んだボクサーの姉貴と寝てしまいます。とにかくトラウマが強すぎて、こういう知り合いの性格知っている年上の女しかたぶん、Bを理解できないでしょう。Aは監獄に入っている男(Cとします)の妹と出来ます。しかしCが脱獄してしまい、またうまくことが運びません。Cもまた自分の弱さを隠して嘘を言う性格で、AもBもだまされます。人を殺してしまったのです。こうなるとAはみんなが大きな重荷となって肩にのしかかってきますね。人の生き様ですから仕方ないのですが。友情を裏切り、自首すると嘘をいい、ダンプに乗せろとまでいいます。これは単なる恐怖でしかないのです。この恐怖から逃れるにはこのCはもう死ぬしかないでしょう。しかし最後に故郷の海が見たいとCがいうとBが連れて行こうというのです。Aは止めます。しかしCの妹はAが兄をかばわなかったとして、友情の薄い奴だと印象を受けるのです。妹も頭にきてますが、結局は兄貴を警察に売ることは出来ないのです。BはCと佐渡に向かいますが、そこでBは5人がまとまってがんばっていたあの頃の自分から、やり直しをしたいというのです。リlセット。いつまでも5人という気持ちではやっていけないことを肌で感じていたんですね。

結局、途中でダンプは横転してCは死にます。まるで「マイアミに向かったアルパチーノみたい」。そしてBは犯罪者で、Cの妹が面会に。Aもなんだか焼けてよかったと、笑顔になって再出発を決めて終わり。高い授業料でした。

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「機動警察パトレイバー2」押井守監督 1993年

こちらの方が評判は高いみたいですね。

一気に観ました。面白かったです。しかし動機があいまいな点、それが現代日本なのですが、そこの詰めが甘い感じがしますね。社会の緊張感を作り出すだけでは何もおこらないのです。アニメですからそれでいいのかもしれませんが、彼らが仕掛けたことは無意味なことでしかないですね。また、自衛隊と警察、政府の動きはみんな中途半端で見ていてじりじりしました。自衛隊はあのような動きは今の日本では出来ないでしょう。まあこんなことする犯人もいないでしょうが。さらに警察もあのようなモラルはないと思います。これも警察にあのようなロボットがいること自体が茶番ですけどね。それをいい始めたらこのアニメ見なければ良かったという自己矛盾に陥ります。

まあ「皇帝のいない8月」の延長で知りえたアニメで内容もそれに近いものでしたので満足します。犯人の一人の言葉「また日本は米軍が介入してきて、戦後のやり直し」という言葉は印象に残りました。すぐ、もう一度観ることと思います。私とするととりあえずお勧めの映画です。

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「世界残酷物語」グァルティエロ・ヤコペッティ監督 1962年 イタリア

この映画BOXで入手しました。まあ実は見たことないのです。「モンド」系「ジャーロ」系は一応毛嫌いしているんですが、とりあえず見ておこうと思いました。主題歌最高に良い曲ですしね。

まあ「やらせ」というのは今では定説ですし、楽しもうと思います。しかし40年前の景色、人となり、は嘘はないと思います。またジャケットが良いセンスしてます。

内容は、こんな映画だったのか、という程度。ぜんぜんショッキングではない、というものです。実際に今の犯罪の方が異常すぎると思います。

すごく感じたのは人種がいろいろといて東西南北に広がり、さらに貧困の差があるとこんなにも面白い違いが出るものか、ということです。問題は貧しい人が貧しいと感じているかで、それが富裕層の犠牲になっているのなら仕方ないのですが、違うなら彼らの生活はそのままにしておきたい、と思うのです。富裕層の犠牲では原爆実験のシーンでしょうか。

あとはBGMがまったくうまくかぶせてあり、雰囲気の強調がうまいです。そして良い音楽がかかりすぎていることかな。

世界残酷物語という感じの映像ではないです。残酷な話はもっとあるような気がするのですが時代が変わったのでしょうか。今は大企業、国際優良企業の犠牲になっている残酷物語とかいくらでもありそうですが。まあ次元が違うのでしょう。日本の場合は金融物語とか作れそうです。実際昨今UFJの危機と言われてますが、つぶすなら早く、ですね。みずほ、りそなは大丈夫なのか、という感じもしますし、変な時代です。すくなくてもこの映画の頃は残酷そうでも生活で必要な残酷な映像のような感じはします。ナチスの映像がないのは決定的におかしい。しかしこの映画で出てくるアジア、オセアニア、アフリカの映像は良い感じです。日本を含めて、本当にあるのなら行ってみたいですね。しかしさすがに地元だけあってイタリアに関しては良い感じです。さらに最後のポート・モレスビでの飛行機神話を作り上げた現地人の話はなんか夢がある感じさえします。

主題歌は流れてこないのですね。主旋律しか流れてこなかった。つまらない。

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「はるかな旅・日本人1」NHK 2002年

マンモスハンター、シベリアからの旅立ち

これ良い特集です。私はテレビを持っていないのでDVDで初めて知りました。

いきなりモデルの人の顔のタイプから、日本人の顔のタイプが北方からオセアニア、澪波中国まだ広がることがわかった、と始まるのです。昔アメリカ人のお客様と議論していたのですが、優秀なる人材は混血の中から生まれるということで終わりました。そのときアメリカ人が日本人も混血だと言ったのが鮮明に思い出されます。

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