前ページ

あとは第3部へと続き。

2/1

 

「戦国自衛隊(せんごくじえいたい)」  斉藤光正監督 1979年

実は一度も見ていないのです。信じられないのですが事実です。話はちょっと見えにくいのですが自衛隊がクーデターを起こそうとして結集したときにタイムスリップしたらしい。「時をかける少女」といいこの時代はこういう映画がはやったのですね。当然この時代はエイリアンは見ても(このエイリアンも馬鹿にしていた)この手の映画はまったく見てません。そこで上杉謙信に出会うのですが、越後の守の部下だったときです。そのときたまたま自衛隊の協力で敵将を殺します。そして下克上で、自衛隊の長(A)に一緒に天下をとらないかと話しかけます。この男だけは自衛隊を怖いものだと思わない男です。

しかし一人殺すごとに現代でその子孫がどんどん消えていくはずですが大丈夫なんでしょうか。さらに自衛隊の中が2分して勝手に船で逃げて好き勝手に海賊みたいに振舞う連中も出てきます。なにやっているんだ、としか思えないのですが、自衛隊長と上杉謙信がうまが合うのです。友情で結ばれてしまった。そして進路を二つに自衛隊が武田信玄に、上杉が浅井朝倉軍に攻めて京都で会う約束します。しかし夜這いして性欲満たすとか意外と昭和の次代でできないことが許されていて、実行するとやる気というか生きる気力生まれてくるし、考えてみれば小隊で武田信玄と戦うときに敵に不足はなし、というところです。ところがすごい強い。武田軍。命かえりみないで突っ込んできます。どんどん武器を失いますがAが一対一で武田信玄に勝ちます。銃使いましたから。大将が倒れると総崩れ。なんというかお金かかってます。薬師丸ひろ子ちょいやくですがかわいいです。知っている俳優ばかりで勝頼は真田がやります。

しかし最後に上杉謙信に裏切られてみんな死んでいきます。その前の晩、「Aに対してもと来たところに戻ろう」という提案がされるのですが、みんなにAが戦いのあるこの戦国時代が好きだというのがばれてしまいます。そこでみんなが戻れば、もしかして現代に帰れたのかもしれませんが、最後はかなり潔く、みんな死んでいきます。なんといういい映画なんでしょう。私好みのいい映画でした。途中、歌が流れるのですが、それはもっと弦楽とかで時代に普遍性を持たせればいつまでも残る作品のような気がします。役者がまだ個性的なころでしたね。ぎりぎりなんでしょう。そのハザマを角川映画は駆け抜けたのでしょうか。まさしくこの映画のような感じなのでしょう。

m_i08.gif (1119 バイト)昔に書いたこと(2003,11/21より)

 

m_i08.gif (1119 バイト)昔に書いたこと(2003,12/14より)

 

 

 

 

 

 

 

 

   

次ページ